その昔… 江戸時代の武士は腰に下げた印籠に牛黄を収め、肉体疲労時や負傷したときに口に含んだといわれています。 このように、牛黄は古来より滋養強壮薬として使用されてきました。 また、牛黄は人参との相性が良く、中国では昔から『牛黄は人参を使となす』といわれ、2つの生薬は一緒に服用されてきました。 牛黄と人参… 動物と植物の力が一つになった人参牛黄をご紹介します。 |
人参牛黄(にんじんごおう)は「上薬(じょうやく)」です <牛黄と人参は命を養う上薬> 中国最古の薬物学(本草学)書「神農本草経」(しんのうほんぞうきょう)には三六五種類の薬物の記載があり、それらを上薬・中薬・下薬の三つに分類してあります。下薬とはいわゆる治療薬、中薬とは病気の予防と体力増強のための保健薬、そして上薬とは生命を養う不老長寿の薬のことです。牛黄と人参は共に上薬に分類されています。 上薬(じょうやく)・・・ 養命薬(生命を養う目的の薬)で、無毒で長期服用可能。身体を軽くし、元気を益し、不老長寿の作用がある。 中薬(ちゅうやく)・・・ 養性薬(体力を養う目的の薬)で、使い方次第で毒にもなるので注意が必要。病気を予防し、虚弱な身体を強くする。 下薬(げやく)・・・ 治病薬(治療薬)で、毒(副作用)が多いので長期にわたる服用はよくない。病気を治すために用いる、 こんな時にも人参牛黄! ◎ ほとほと疲れている時に (人参の疲労回復作用と牛黄の強心作用) ◎ お酒を飲む前、二日酔いの時に (牛黄の肝臓保護作用と人参の健胃作用) ◎ どうき・息切れがする時に (牛黄の強心作用と人参の精神安定作用) ◎ 貧血気味で血色も良くない (人参・牛黄の造血作用) ◎ 緊張・興奮しやすい、不安感がある (人参・牛黄の鎮静作用) ◎ 風邪気味で熱がある時に (牛黄の解熱作用と人参の滋養強壮作用) ◎ 喉が痛い、咳が止まらない時に (牛黄の抗炎症作用と人参の鎮咳作用) 人参牛黄は様々な症状や用途に対応でき、いざという時の為に持ち歩いて頂くと役に立ちます。 シャツのポケットにもスッポリ収まる携帯に便利なシート型です。旅行やゴルフ等スポーツをされる際の必需品!!体がラクになります。 ある時は風邪薬、ある時は胃腸薬、またある時は気つけ薬と様々な用途に使える不思議なお薬です。心臓に負担をかける夏場には特にお役に立ちます! 「牛黄(ごおう)」と「人参(にんじん)」 ◆牛黄について <転ばぬ先の知恵> 体の老化は 血液の流れが悪くなることによって起こります。牛黄は疲れや息切れ、肩こりをはじめ動脈硬化や糖尿病といった生活習慣病などにも、血液をきれいにし、流れをスムーズにする事で、予防と回復の効果を発揮します。また、ひどい疲労や発熱、自律神経失調症、肝疾患などにもすぐれた効きめをあらわします。さらに心筋梗塞や脳卒中などの後遺症の改善にも役立ちます。予防に勝る治療はありません。牛黄はまさに、そのための「転ばぬ先の知恵」なのです。 <牛黄のすばらしい効果> 中国明朝時代の薬学書「本草綱目」には、牛黄はケイレン性の病気、高熱や痛みを伴う病気、子供の病気、心臓病、肝臓病そして神経性の疾患に効果があると述べられています。また、今から二千年以上前に著された中国最古の薬物書「神農本草経」には寿命を延ばし、物忘れをしなくなるなど、現代でいう認知症の予防と治療にも効くと書かれています。 牛黄とは牛の胆石のことですが、牛千頭に一頭の割でしかとれない希少なものです。古来より「ジャコウ」と並び称される程の高貴薬で「牛黄は黄金よりも高価」といわれているのです。 <牛黄の効能> ・ 強心作用・・・ 心臓(心筋)の働きを高めて、どうき・めまい・むくみ等を軽減する。 ・ 血栓症改善作用・・・ 血栓の生成を抑えて血流を良くする。 ・ 赤血球新生促進作用・・ 赤血球を増やすことで貧血や立ちくらみ、血色不良を改善する。 ・ 血圧降下作用・・・ 毛細血管を拡張させて、血行を改善し、肩こり・頭痛・めまい・のぼせなどを和らげる。 ・ 鎮静作用・・・ 神経の興奮を和らげて、イライラ・不眠といった症状を鎮める。 ・ 抗炎症作用・・・ 体内各所の炎症を抑えるので、内臓疾患から体表疾患まで広く役に立つ。 ・ 解熱作用・・・ 体の内に入り込んだ熱を体外に発散させる働きがある。 ・ 利胆作用・・・ 胆汁の分泌を盛んにするとともに、肝臓の働きを良くする。 ◆人参について ウコギ科オタネニンジンの根を湯通ししたもので、朝鮮人参・高麗人参とも呼ばれます。私達が普段口にする食用のニンジンとは全く異なる種類のものです。有効成分サポニンをはじめ、アミノ酸やビタミンB群、各種ミネラルなどが豊富に含まれており、滋養強壮作用や末梢血行改善作用が認められています。 <人参の効能> 人参七効説・・・(にんじんしちこうせつ) ・補気救脱(ほききゅうだつ) 元気を補い、虚脱を救う ・益血復脈(えっけつふくみゃく) 血液を造り、脈の力を回復させる。 ・養心安神(ようしんあんしん) 心を養い、精神を安んずる。 ・生津止渇(せいしんしかつ) 津液を生じさせ、渇きを止める。 ・補肺定喘(ほはいじょうぜん) 肺の力を補い、喘息を定める。 ・健脾止瀉(けんぴししゃ) 胃腸を丈夫にし、下痢を止める。 ・托毒合瘡(たくどくごうそう) 体内の毒を出し、傷を治す。 人参と牛黄はベストパートナー! 人参と牛黄は互いに作用しあってそれぞれの効果を高めます。ベストパートナーと呼ぶにふさわしい最も相性の良い組み合わせです。 |
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