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あなたは大丈夫? ドライアイ

 

  「眼が疲れる」「眼が乾いた感じがする」そのようなことはないですか?
 そして、パソコンやテレビゲーム等による単純な「疲れ目」と放置していませんか?
 でも、実は「ドライアイ」なのかもしれません。

 VDT(visual display terminal)作業者の3人に1人が「ドライアイ」と報告されており、女性や、コンタクトレンズを使っている人に多いことが確認されています。
 ドライアイは何らかの原因によって涙の量が少なくなったり、本来もっている涙の働きが悪くなることによって、目の痛み、疲れ、充血が起こります。そして時には眼が乾くだけでなく、“眼の表面を傷つける”こともあるのです。

 <原因>
 ドライアイは、さまざまな原因によって起こります。シェーグレン症候群(涙腺※1や唾液腺※2が徐々に破壊されて涙やつばの分泌量が減少する病気)では、ドライアイが病気の一症状にあげられます。また、その他の膠原病や慢性関節リウマチといった病気の合併症として起こる場合と、原因が分からない場合があります。

 <治療>
 治療は、軽いドライアイの場合は涙を補充することで改善されます。この場合、涙とよく似た成分の目薬を使います。
 黒目や白目に傷があり、まばたきをすると異和感・痛みがある場合には、眼軟膏を使う場合もあります。自己判断で目薬を使う前に、どの程度のドライアイなのか傷の有無等を眼科医に診察してもらうことが重要です。

 <予防>
 日頃からまばたきの回数を意識的に増やす、エアコンの風が直接目に当たらない位置に座る、加湿器を使うなどで目の乾燥を防ぐことが有効とされています。
 またパソコンを使用する場合やテレビを観る時には、モニター画面を眼の位置より下に置きます。何より、適度な休憩をとることはもっとも大切です。コンピューター作業では、60分に10〜15分程度は休んだ方が良いとされています。
 また、ソフトコンタクトレンズの装用者では約8割、ハードコンタクトレンズの装用者では約7割の人が目の乾きを感じていると言われています。涙が減った状態ではレンズで目を傷つけることもあります。あなたに合ったコンタクトレンズを正しく使い、定期的に眼科で健診を受けることをお勧めします。

涙腺※1 :涙を出すところ
唾液腺※2 :つばがつくられるところ
オムロン 健康作り講座より  ビーイングサポート・マナ 上村 真美子

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2003年7月更新