ガンを防ぐ生活習慣
糖尿病や高血圧と同じように、がんも生活習慣病の1つです。生活習慣病の原因には、その病気にかかるリスクを高めるような生活習慣(=行動)を長い間続けていることがあります。つまり、日々私たちがとっている行動次第で生活習慣病になるリスクを上げることも、また、下げることもできるわけです。生活習慣には、食事、エクササイズも含めた日常生活の中の身体活動、睡眠、ストレス、喫煙などいろいろなものがあります。
ここではがん予防のために1997年に世界がん研究財団、米国がん研究財団より発表された「がん予防のための15か条」をご紹介します。
■がん予防のための15か条
1条:
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植物性食品を基本に、様々な食品を摂る |
2条: |
正常体重を維持する |
3条: |
活動的な生活を維持する |
4条: |
豊富な種類の野菜や果物を摂る |
5条: |
穀物や豆類、根菜類を豊富に摂る |
6条: |
飲酒は勧められない |
7条: |
赤身肉は控えめにする |
8条: |
油脂類の摂取は控えめにする |
9条: |
食塩の摂取は6g以下にする |
10条: |
かびが生えた食物は食べない |
11条: |
腐敗しやすい食品は、冷蔵庫で保存する |
12条: |
添加物や汚染物質は、適切な規制下のものを食べる |
13条: |
焦げたものを食べない |
14条: |
栄養補助食品は特に役立つとは思われない |
15条:
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タバコを吸わない |
例えば、
8条の「油脂の摂取は控えめにする」は結腸や乳、子宮、卵巣がんの予防に、
9条の「食塩の摂取は6g以下にする」は胃がんの予防に効果的だと言われています。そして、上の項目の中には、がんだけでなく高血圧や高脂血症の予防に役立つ行動もあります。
日本人の3人に1人ががんで命を落とす今、あなたが無理なく実行できそうなものをいくつか生活に取り入れてみてはいかがでしょう?
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