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日焼けと紫外線
日光皮膚炎の主役はB波

最近は夏休みを一週間位まとめて取る方が増えたようですが、皆々様はどのように過ごす予定でしょうか。最近、フロンガスがオゾン層を破壊し、有害な紫外線が地表に到達して、皮膚がんの危険を増やすという話を聞いたことがあると思います。こうなると、夏休みに海や山に行くのが良いのか、昼寝が良いのか、難しいところです。

無防備は危ない

プリズムで太陽光線を波長別に分けると虹のように七色になりますが、目に見える可視光線の紫色よりさらに波長の短いものを紫外線といいます。紫外線はビタミンDの合成に関与しているほか、皮膚のメラニン色素の産生にも重要な役割をしています。さらに強力な殺菌作用もあります。
紫外線は波長が短いもの程、人体への影響が強い性質があり、波長によりA、B、Cの3種に大別しています。最も波長の短いC波はオゾン層でほとんどが吸収され、地表に達することはありません。B波はオゾン層で約半分が吸収されます。波長の長いA波はオゾン層を通過します。紫外線による皮膚障害は急性の日光皮膚炎(日焼け)と長期にわたる慢性の影響としてしみ、しわ、角化症、がんがあります。日本人は白人に比べ、紫外線には強いのですが、無防備に皮膚を紫外線にさらすのは考えものです。

20号以上の日焼け止めクリームを

日光皮膚炎を起こす主役はB波と言われており、B波は晴天の日の午前10時から午後2時頃までが最も多い時間帯です。日傘、帽子、長袖、サングラス(紫外線を通さない材質)などを使うほか、日焼け止めクリームを使ってください。容器についている数字はSPFナンバーといい、1号が約20分有効です。発汗量、日光の照射角度、一回の使用量、耐水性などの条件で効果に差がありますので、20号以上のものがよいでしょう。

オムロン 健康作り講座より OMRON ライフ クリエイト サロン KAZ(カズ) 顧問ドクター

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2003年6月更新