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肩こりに悩んでいませんか? 

木枯らしの季節となり、冬の寒さが身にしみるようになりました。寒い日はコ−トの襟を立てたり、マフラ−を巻いたり、背中も丸めて歩きがちではありませんか?

 実は、冬の寒さは肩こりの大敵です。姿勢の悪さは筋肉を緊張させうっ血を起こし、さらに寒さで血管が収縮することでうっ血を増幅させ、それが肩こりとなるのです。

 肩こりは日本人の国民病とも言われ、特に女性に多いとされています。女性に多い原因としては運動不足・なで肩・更年期(自律神経の働きが不安定になるため)・冷え性・貧血(血流の悪さ)などが挙げられます。また肩こりにはストレスが大きく関係しています。ストレスを受けて、知らず知らずに肩に力が入ると、筋肉の収縮が起こり、これが長時間つづくと静脈血のうっ血が生じ、肩こりを起こします。

 あなたには思いあたる原因があるでしょうか。肩こりの人は、自分の肩がこりやすいからとあきらめてしまいがちですが、肩こりの原因は普段の生活の中にあるので、工夫次第では解消できるのです。

<解消法>

1. 運動不足には・・・ 日頃から肩を動かすように意識しましょう。同じ姿勢を長く続けないようにときどき休憩して、大きく肩や腕を動かしましょう。できれば体操などをする習慣をつけましょう。
 
2. なで肩(姿勢の悪さ)には・・・ なで肩の人は、一般に筋肉の発達があまりよくありません。そのため、肩の筋肉が疲労しやすく、負担が大きくなり、肩がこりやすいのです。普段から筋肉を鍛えるように、肩を上げたり下げたりする肩の上下運動や腕立て伏せなどをしましょう。また、姿勢の悪い人は常に自分の姿勢を意識しましょう。
 
3. 更年期には・・・ 更年期にさしかかった人は意識して運動を行い、ストレスの解消に心がけましょう。またこの時期はカルシウムの量が減りやすくなるので、積極的にカルシウムを摂りましょう。(骨粗しょう症から肩こり腰痛などを引き起こすこともあります)
 
4. 冷え性・寒さには・・・ 寒さを我慢しないように、暖かい下着などを身に付けたり、上着などの衣服で温度調整をしましょう。特に肩を冷やさないように、カ−ディガンやショ−ルなどを利用しましょう。
 
5. 貧血には・・・ ダイエットなどによる無理な食事制限は控えましょう。鉄分不足の方は鉄分の多い食品(きな粉や湯葉、牡蠣、あさり、しじみ、のり、ひじきなど)を意識して摂りましょう。
 
6. ストレスには・・・ ストレスによる肩こりを起こしやすい人には、神経質な人や心配性の人が多いと言われています。ストレスは誰にでもあるものです。そのストレスをどう受け止めるのか、あなた自身の考え方で変わります。自分の性格を客観的に捉え、プラス思考を心がけ、ストレス解消法を身に付けましょう。
 

 肩こりは日常生活の中の、ちょっとした工夫で解消されます。解消法を身に付け、この寒さの中でも背筋を伸ばして肩こり知らずで、冬を乗り切りましょう!


オムロン 健康作り講座より      ビーイング・サポート・マナ 小池 由佳子


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2003年6月更新