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現代人の夏ばて対策
日本の夏は高温多湿。でも、現代は多くの場所で冷房が効き、「冷房病」を訴える方も増えてかつての夏バテと少々様子が違うようです。
夏バテや冷房病には原因別にいくつかの種類があります。
まずは冷たいジュースやアイスクリーム、さっぱりとしたざるそばなどに偏った食事になることによって起こるビタミン不足。特にこれらの食品に多い糖質をエネルギーに変える時に必要な、ビタミンB1が不足することが原因で起こります。ビタミンB1は豚肉やレバー、緑黄色野菜(ブロッコリー、ホウレンソウ、カボチャなど)に多く含まれます。また、にんにくやニラ、たまねぎなどの野菜にはビタミンB1の吸収を助ける「アリシン」という物質が含まれますので、B1と一緒に摂るとさらに効果的です。
もう1つはやはり食事の偏りと汗と一緒に体のミネラルが失われることによって、おこる夏バテがあります。この時不足するミネラルの代表格が「鉄」です。もともと、特に女性には鉄不足による貧血傾向の方が多いのですが、蒸し暑くなって食欲が落ちた時にさらに鉄が足りなくなって、だるい、疲れやすいなどの症状が見られます。鉄はレバーやあさり、しじみ、赤身の肉や魚、ひじきなどに多く含まれています。このような食品を日頃からまめに摂ることが貧血予防のポイントです。鉄は吸収率の低い栄養素ですが、鉄を多く含む食品と野菜、果物、イモなどビタミンCを多く含む食品と組合わせると吸収率がアップします。
そして、冷房の効いた室内と蒸し暑い屋外との気温差によって自律神経が不調をおこす夏バテがあります。できれば、冷房は外気温との差を4℃程度に調節し、直接冷たい風が体にあたらないよう、カーディガンや膝掛けを利用するとよいでしょう。シャワーだけでなく湯船につかったり、軽い運動をすることによって改善することがあります。また、自律神経の疲労回復のためにも、前述したビタミンB1をとると効果的といわれています。
輝く太陽、海、山、夏休み…と楽しいことがたくさんある夏。疲れをふきとばして快適な夏をおくりたいものです。
| ビタミンB1を多く含む食品 |
鉄を多く含む食品 |
| 食品名 |
B1の量(mg) |
食品名 |
鉄の量(mg) |
| 豚肉(ロース 100g) |
0.86 |
まぐろ(赤身 80g) |
1.6 |
| 豚レバー(炒め物1人分90g) |
0.31 |
牛肉(ソトモモ 100g) |
1.9 |
| カボチャ(煮物1人分150g) |
0.13 |
牛レバー(--/人分90g) |
3.6 |
| ブロッコリー(1株 250g) |
0.20 |
鶏レバー(焼鳥 30g) |
2.7 |
| ホウレンソウ(1把 250g) |
0.31 |
ひじき(1人分 10g) |
5.5 |
※1日に必要な量は
| ビタミンB1 |
成人男性: |
1.1mg |
女性: |
0.8mg |
| 鉄 |
成人男性: |
10mg |
女性: |
12mg |
(第6次改定日本人の栄養所要量より)
オムロン 健康作り講座より ビーイング・サポート・マナ 京須 薫
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