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目の健康について
  
あなたの目は健康ですか?
パソコン、テレビ、携帯電話、車の運転、紫外線、エアコン、加齢、ストレス、アレルギー、感染症、コンタクトレンズの使用など視力を低下させる要因はたくさんあります。周囲の情報の90%は眼から得ているといわれています。
    

大切な眼をいたわるにはどうするか、眼の健康を考えてみましょう!

テレビやパソコン作業などで、長時間ディスプレイ画面を見続けていると、目が疲れやすくなります。目を酷使すると、ピントを合わせるのに使う目の筋肉「毛様体筋」が疲労してしまうからです。度のあわない眼鏡やコンタクトレンズを使用していても、毛様体筋に負担がかかります。
また、ディスプレイ画面を長時間見続けていると、まばたきの回数が自然と少なくなり、角膜が露出して乾燥しやすく、目の乾きの原因となります。

目が疲れたら充分に休ませる事が−番大切ですが、まばたきや遠くを見たり近くを見たり目を回すなどの、目の体操も効果的です。目やその周辺の筋肉をほぐし、疲れをやわらげてくれます。
OA作業を続ける場合は30分に1回は目を休ませたり、目に栄養を与えるなどして、意識的に目をいたわりましょう。


物の見える仕組み
 
目が物を認識するのでは無く、脳が物を認識するのです。
目は精密なカメラのような役割です。

 
私達が物を見る時には、実は物を見ているのではなく、物に反射した光を見ているのです。
光は目の角膜→水晶体(レンズ)→硝子体を通過して、−番奥にある網膜に像を映します。
網膜に映った像は、網膜にある神経細胞が感じ取り、視神経を通じて大脳の視覚中枢に運ばれます。ここで、私達は初めて像として認識できます。

焦点の調節機構1


焦点の調節機構

毛様体筋が収縮すると水晶体が膨らみ、近くに焦点が合います。

長時間物を見続けると、焦点が合わなくなってぼやけてくることがあります。これは、水晶体の調節がスムーズにできなくなってくるからです。水晶体が膨らみ厚くなれば近くに、平たく薄くなれば遠くにピントが合うわけですが、水晶体の厚さの調節は毛様体にある毛様体筋が行っています。
近くを見るときは毛様体筋を収縮させていますので、長時間近くを見ていると、毛様体筋が疲れて、収縮しにくくなってしまいます。(※人体の筋肉と同じですね)
老眼は、水晶体が老化して十分に膨らますことができなくなるため近くの物が見えにくくなるのです。

涙の役割と涙の仕組み1

涙は目を守る大切な役割をしています。
 
目を守る大切な要素として涙があります。涙の役割は乾燥防止、殺菌、異物の洗浄、酸素や栄養の補給などがあります。涙は、厚さ7マイクロメートル(1000分の7ミリメートル)ほどの薄い膜ですが、上から順に@油層A液層B粘液層に分かれています。

@油層は液層の蒸発を防ぐ蓋の役割をします。
A液層の主成分はナトリウム、カリウムなどの電解質で角膜の内と外の各部位に潤いと栄養を与えます。
B粘液層は主にムチンいうタンパク質からなり、親水性をもつ性質により目の表面に涙液層を留めることができています。



涙には、悲しい時や目にゴミが入った時に出る「反射性の涙」 と目の保護を目的とする「基礎的な涙」があります。「基礎 的な涙」は上の3層がバランスよくデリケートな目を守る役割をしますが、反射性の涙は大部分がA液層なので目の健康を守るものではありません。


目と肝臓の関係


東洋医学では「肝は目に開きょうする」と記されているように肝臓の機能低下は、目の症状としてあらわれます。目も質の良い血液(酸素と栄養)が行きわたることによって目の健康が維持されます。
肝臓が疲れると質の良い血液が全身に配分されにくくなり、目にも質の良い血液(酸素と栄養)が行き渡りにくくなります。目の疲れや不具合が続いたら、目だけの問題ととらえずに、十分な休養や栄養を補給することが大切です。
又肝臓や目に有効な漢方薬、健康食品、サプリメントなど上手に利用するのも効果的な方法です。





   
目や脳の栄養に有益といわれる植物や動物の成分は


アントシアニン
疲れ目の予防・改善、視力回復作用
 
■ビルベリーエキスには薄暗い中での視力を改善させる効果があります。
薄暗いところで本を読んだり、テレビやパソコンの画面を長時間見続けると、目がチカチカしたり視界がかすんでしまうことがあります。これはロドプシン(視覚情報を伝える役割をもつタンパク質)の再合成がうまくいかなくなったために物が見えにくくなっているのです。従って、疲れ目の予防・改善にはロドプシンの再合成を正常に保つことがポイントになります。

■アントシアニンは、ロドプシンの再合成を活性化し、疲れ目の予防・改善、視力回復の作用があります。その作用には即効性があり、アントシアニン摂取4時間後には視力回復が見られます。またその効果は24時間後に消失するとされています。従って、一度に大量に摂取するのではなく毎日必要量を摂り続けることが大事です。

■ビルベリーの有効成分アントシアニンは毛細血管の働きを活性化し栄養補給路を再確保するといわれています。この他にも、毛細血管の保護・強化作用、抗潰瘍作用、循環改善作用、抗炎症作用などがあることが確認されています。

■またアントシアニンは強力な抗酸化作用を持つことから、 米国ではガンや認知症の予防効果を示唆する研究結果も報告されています。



ルテイン・マリーゴールド

紫外線や電磁波から目を守る
 
■近年の研究により、眼球の水晶体や黄斑部のルテインの量が少なくなると、白内障や加齢黄斑変性症といった眼病の一要因になることが確かめられています。
 
■ルテインは、光そのものを遮る働きがあります。光の一部が細胞に達してしまい、細胞が光による酸化ダメージを受ける危険性が生じた場合でも、抗酸化作用によってこれを防止します。このように遮光および抗酸化によって、「光防御における二重ブロック」を行っているのです。
 
■又ルテインは青い光(ブルーライト)を吸収するという性質を持っています。人に対して害を与える光線としては、紫外線が有名ですが、青い光は光線の中で最も高いエネルギーを持つもので、細胞に与えるダメージも強力です。紫外線は太陽から照射されますが、青い光は人工の光に多く含まれています。
 
■人工の光・・・蛍光灯、テレビ、パソコン、携帯電話、ゲームなどに囲まれて生活を送っている現代人は、日常的に高エネルギーの青い光にさらされていることになります。特に眼は、外界に対してむきだしの状態ですから、青い光からのダメージを直接受けることになります。
 


DHA サバ、マグロ、イワシ
目から脳への情報伝達を促進する
 
■DHAとは、ドコサヘキサエン酸の略で、不飽飽和脂肪酸に属する脂質の一種です。さば、いわし、まぐろ、さんまなどの青背魚に多く含まれています。
 
■DHAは悪玉コレステロールを減らし善玉コレステロールを増やす働きにもすぐれているほか、脳や神経組織の発育を促進したり、情報伝達を良くする働きがあります。青背魚が頭の働きを良くするといわれていますが、これはDHAの脳神経機能促進作用によるものです。
また、コレステロールの抑制や血栓を予防する効果もあるとされています。
 


枸杞実、菊花
目のかすみ、充血、乾燥などを改善する

■枸杞実や菊花は漢方薬・民間薬に重用されてきた薬草で、目のかすみ・充血・渇きなどに効果があるといわれています。杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)などが有名な漢方薬です。



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2013.07.09更新